梨下に冠を正さず 〜自転車屋の場合〜

rika-kou2004-05-30

冒険して、競技用自転車というのを購入しました。自転車をよく知っている人には割に有名らしいのですが、カナダの『LOUIS GARNEAU』というブランドです。最近風邪ひいてばかりなのは体力づくりができてないせいもあるのよね。と痛感し、ついに定期的な有酸素運動をする事に決めたの。運動したいと思っていると、そんなお誘いがくるのはラッキー体質の私としては当然の流れで、先週末くらいの友人とのご飯会で出会いました。ちょうど、「自転車大好きでみんなで沖縄行く企画がある」という人々と。

というわけで、お勧め頂いたのがスポーツ用自転車で前輪・後輪が外せるタイプの本格的なもの。今日はお店の人が扱い方を教えてくれると言うわけで、一人阿佐ヶ谷の自転車屋さんに出向き、取り扱いの指導を受けてきました。


「ブレーキは手前に引くとブレーキだけど、内側に入れるとギアチェンジに。下りの坂道やスピード出したいときは左ハンドルのギアで大きい方のレバーを内側に入れると重くなる。小さいレバーは平坦な道、上り坂などの時に使うとよいです。右側のギアで微調整してください」


・・・・・・・。む、むずかしい。

もちろん、いつもママチャリ派の私がこんな話聴くのは初めて。
初心者の私にいきなり理解、記憶などできるわけありません。

ということで、上記は手帳を出して、まじめにメモを取ったゆえに記憶にとどめられたものでございます。
イラスト入りでかなり詳細に記してましたよー。
「前輪から外すのですが
ブレーキのワイヤーをゆるめて、
クリックリリースとやらをあげ、
ナットをゆるめる。これでOK。」


ふむふむ。なるほどーー。
自転車屋のお兄ちゃんも得意顔で説明してくれます。
まじめな生徒気分。

ところが事件はそっから起きました。

後輪の脱着講義に入ったところで、
「リンリンリンリリーーーーン」
お店の内線が鳴りました。

お兄ちゃん出る。

「違いますよ。いえ。ほんとに。お客様です。・・・・・。はい。」

お兄ちゃん気まずそう。

どうかしましたか?
きくと、
「お客さんあんまり熱心にメモをとってらっしゃるんで、上の者に取材と勘違いされてしまったみたいです。」

は?

どうやらこのお店は、かなり専門に自転車をしている人にも結構知られているらしいのです。だから実際に取材を受けたりする事もあるそうなのですが、まずはお客様優先。勝手に取材を受けたりすると今みたいに叱られちゃうそうなのです。

いや、お客だってば。

笑って楽しくお勉強を再開しました。

自転車屋さんでメモ取ると危険だぞ。

あらたな教訓を得たのでした。